Vacuum heat treatment真空熱処理

Vacuum heat treatment真空熱処理

酸化や脱炭など表面の変質がない美しい仕上がり。
耐摩耗性をアップさせ、変形や変寸を少なくする、
靱性などの機能付加も可能。

寸法調整

金型用鋼は焼き入れ・焼き戻し時にその仕上がり寸法をコントロールします。
ご希望に応じてプラス気味マイナス気味に調整することも可能です。

サブゼロ処理

工具を中心とする熱処理には、サブゼロ (0℃以下に冷却する作業)処理は欠かせません。
サブゼロ処理には、硬度の強化と均一化、寸法を一定に保つ、耐摩耗性の向上、着磁性の向上、経年劣化の軽減などの効果があり、当社では超サブゼロ(-100℃以下)を含め常時稼動しています。

Data材質別熱処理変寸データ

  • 例えば100×100mmの金型の場合は、50−100mmの欄をご覧ください。
  • ±0.02mmの変寸にほとんど収まってますが、バラツキも確かに生じています。
  • 基本的に寸法調整はプラスめを狙っています。
  • 変寸量が大きいながらもお客様の判断でお出ししたもののデータも含んでいます。

上記以外の材質についてもご相談ください。

Point寸法精度に関わるポイント

素材時に調質、または粗切削加工後に応力除去を行うことにより熱処理時に発生する変形歪みを少なくおさえることができます。
角材料の方向性(圧延方向、幅、厚み)は金型品質に大きく影響しますので、寸法精度が必要とされる場合は特に材料取り方向に留意してください。
金型や機械部品の用途、工程、特記事項の情報は熱処理を行う上での重要な指針となります。